【Windows】ファイルサーバ移行検証_データコピー状況確認について

PowerShell

はじめに

前回ファイルサーバ間のネットワークを通じて、データコピーを実行しました。(ADの場合 / WORKGROUPの場合)

今回はデータコピーが問題なく行われたかを確認する方法を紹介しています。

※本記事は下記のファイルサーバ移行検証の一部です。

構成

既存ファイルサーバ(データのコピー元
ホスト名:filesv-win-01
IPアドレス:172.16.1.137
OS:WindowsServer 2022

新規ファイルサーバ(データのコピー先)
ホスト名:filesv-win-02
IPアドレス:172.16.1.138
OS:WindowsServer 2022

ADサーバ
ホスト名:adsv01
IPアドレス:172.16.1.67
OS:WindowsServer 2022

データ比較スクリプト

以下のスクリプトはリモート環境で共有されている「\\172.16.1.137\share」と、ローカル環境の「E:\share」を比較しています。

結果は C:\work\log フォルダ内に「ComparisonLog_yyyyMMddHHmmss.txt」として保存されます。

比較方法

以下は結果の一部です。ファイルのハッシュ値を比較しています。

全て一致していれば、末尾に表示してくれます。

スクリプトの検証

比較ができているか試験します。「test_005.txt」を編集して、ハッシュ値を変えます。

元のファイルには何も記載されていませんでしたが、適当なテキストを追記して保存してみます。

実行結果を再確認

再度スクリプトを実行します。
結果、末尾に不一致だったファイルの一覧が出てきています。

ちなみに、フォルダについても同様に検知できます。

以下が結果となります。

認証情報を書き出すより短時間で比較出来ました。実際の現場でも使用できるかは、一度ご自身で検証したうえで、検討いただければと思います。

以上でデータの比較は終わりです。最後はホスト名やIPアドレスを変える作業です。
※要件によっては新規IP、ホスト名を割り当てる場合は当然不要な作業です。

WORKGROUP環境ではデータコピー時にアクセス権の移行はできていないと思います。アクセス権のエクスポートについてはこちら。

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