【Windows】AD_更改検証_03_既存ADから仮サーバへのFSMO転送

ActiveDirectory

はじめに

前回、既存ADとは別にADサーバを構築しました。次にFSMOロールを転送します。

※本記事は、下記ADサーバ更改を想定した検証の一部です。

FSMOの確認

以下のコマンドでFSMOロールがどのADに割り当てられているかを確認します。

FSMOの転送

以下のコマンドを順次実行する事でFSMOを転送します。1つ目のquitまではコピー&ペーストで流し込めますが、後半は1行ずつ実行します。まとめて流し込んだ際にエラーになったことがありましたので、慎重に実施することをお勧めします。

以下は実行して際のキャプチャです。転送するコマンドを実行すると、ダイアログが表示されます。

最後に、転送後の状況を確認します。全て意図通りに転送されています。転送は以上です。

GUI

先ほどコマンドで実行する方法を書きましたが、GUIで転送する方法も書きます。予め書くと、コマンドと比べてしまうと作業工数が多いです。

まず、以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行します。後に実行するスナップインの追加のための準備コマンドです。

次に、コマンドプロンプトで「mmc」と入力して、実行します。mmcは「Microsoft 管理コンソール」の略です。

以下の画面が開いているはずです。[ファイル]〉[スナップインの追加と削除]を選択します。


以下の項目を選択して追加します。

Active Directory スキーマ
Active Directory ドメインと信頼関係
Active Directory ユーザーとコンピューター

Active Directory スキーマ

右クリックで[ActiveDirectoryドメインコントローラーの変更]を選択します。

FSMOの転送先サーバーを選択します。

[操作マスター]を選択します。

表示の通り、現在のスキーママスターがadsv02であり、転送先がadsv03であることが書かれています。[変更]を選択して、操作マスターを変更(ロールを転送)します。

[はい]を選択します。

問題なく転送されました。

ドメイン名前付けマスター

先ほどのスキーマと同様に変更します。

[変更]を選択します。

RIDマスター、PDCエミュレーター、インフラストラクチャーマスター

この三つは「」で変更できます。

[操作マスター]を選択します。

タブでそれぞれ選択した後、[変更]を選択します。

FSMOの確認をすれば、全て変更されていることを確認できます。

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