【Linux】PPPoEサーバの構築

Linux

はじめに

時に、PPPoEできるサーバが欲しい時があります。PPPoEをするルータを納品するとき、とりあえず設定したPPPoEの設定が正しいかだけでも分かると、やはり安心できます。そんなときに試した際の記憶です。

注意

個人的にRedHatに触っていた期間があるので、検証ではAlmaLinuxを使うことが多いです。しかし、AlmaLinuxで構築しようとしたところ、途中で挫折しました。どうも、pppoeができるパッケージが配布されなくなったかなんかで、とにかく「dnfを叩いてconfを編集して速攻サービス起動!!」というお手軽なルートでは出来ず。

ということで、Ubuntuで構築しました。バージョンは22.04 LTS。
※半分備忘録みたいなものなので、説明は雑です。お許しを。

構築

pppoeをインストールします。

/etc/ppp内のファイルを確認。
chap-secretsとoptionsを編集します。

optionsを編集します。編集後に有効されている値を示しておきます。

chap-secretsを編集します。のちのルータ設定に合わせます。

PPPoEがルータのようにルーティングできるようにします。
長く使う場合は、/etc/sysctl.confを編集して永続化したほうがいいです。

ルータ側の設定を簡単に載せます。Ciscoの891fjで検証してます。

あとはルータの1.2.3.4を付与するようにサーバ起動コマンドを実行。

うまくいくと、ルータ側でPPPoEが成功していることを確認できます。

あとはおまけ。サーバ側のtcpdumpコマンドを記載しておきます。

PADI→PADO→PADR→PADSの順にログが出力されていますが、うまくいかないときに、どこで出力が止まるかが分かると、トラシュに役たちます。
細かいことはChatCPTに聞くと答えてくれますので、是非ハマったときは聞いてみてください。

以上。