はじめに言いたいこと
検索エンジンで「PC 自作」と調べると、「PC 自作 やめとけ」というキーワードが出てくる。「どうしようかな…」とか悩んでいる人に言いたい。「悩むくらいなら作ってしまおうよ。きっと楽しいはずだよ」と。そんな思いも込めて、今回はPCを作った際の話を書こうと思います。
なお、組み立て終えたPCは今日もバリバリ稼働させている。しかし、そのPCの隣で「次はどんなPCを作ろうかな…」と考えてしまう。それ位、楽しかったです。考えるだけでワクワクが止まらないのです。買ったばかりなのにね。「次はミドルタワーではなくフルタワーにしたいなー」とか考えちゃうんだけど、そんなことを考えていることは当然妻にはできない…。
誰向けか
PCを自作したいと思いがあるものの、周囲に自作PCを作った人がいなかったので、自分で１から調べてパーツを買い、組み立てをしました。漠然と「自作のPCを作りたいなー」という思いは、実は結構前からありました。しかし、いざ行動に移そうとしても「何で調べればいいの？」「何を買えばいい？」「どこで買えばいい？」等など考えることも多く、考えているうちに「本当に自作のメリットってあるのかな？」と思うこともありました。その辺りの事は別のページでも詳しく書きますが、自作PCに興味はあるものの、なんとなく踏み出せない人にとっての参考になればと思います。
メリットは何だろうか
PCを自作するメリットがないという人の言い分に、以下の２つがあると思います。
・動かなったときの保証がない
・時間をかける分の見返りがない。スペックにこだわりたいならBTOで十分。
たしかにその通りだと思います。初めて組み立てましたが、事前の情報収集が大変でした。実際に組み立てを始めた際も、説明書を見て、紹介動画を見て、想定通りに動かないときはトラブルシューティングの方法を紹介するブログを見て…などなど。手間も時間もかかりました。
情報収集をしていると、作り慣れた人がブログで「組み立ては２時間で終わった」みたいなことを書いているけど、鵜吞みにしてはいけないですよ。私はPCの組み立てに一週間以上かかりましたから。※当然平日は仕事をしているので、１日に費やせる時間は微々たるものでしたが、それでも２時間とかで終わることはまずなかったです。
ただ、作る苦労を経験したうえで言えるメリットはあったと思います。個人的に完成した時の感動とか、作っているときのワクワク感はありましたが、一般的に以下の２点がメリットだと思います。
・値段が安い
・PCを動かすための知識が身につく
１つ目の「値段が安い」というのは、経済的なメリットもありますが、私が今回作りたかったPCのスペックの条件に「メモリ(RAM)が64GB」がありました。ＰＣといいつつも、作りたかったのはVMware社の「vSphere Hypervisor(ESXi)」というサーバだったので、「とにかくメモリをたくさん積んだマシンが欲しい！」という要件がありました。普通に64GBのものを買おうとすれば相応の値段がつくので、現実的に費やせる予算という観点で自作という選択をしました。
２つ目については、業務でハードウェアを扱う人にとっては大変勉強になると思います。今はクラウドがはやりだけど、オンプレで仕事する機会もまだまだ多いです。製品に振れる機会があるのであれば、PC自体の仕組みを知った上でその製品を取り扱えます。特に専門的な勉強をしてこなかった私にとっては、勉強になる部分は多いと感じました
PC構成
今回作成したPCで使用したものを紹介します。
■PCケース
Thermaltake Versa H18 ミニタワー型PCケース CS7097 CA-1J4-00S1WN-00
■CPU
INTEL CPU Core i5-12400F
■マザーボード
MSI PRO H610M-G DDR4
■メモリ
Crucial CT2K32G4DFD832A (32GB×2)
■SSDディスク
Hanye E30 SSD
■電源ユニット
Thermaltake Smart 500W -STANDARD
■グラフィックボード
玄人志向 GF-GT710-E1GB/HS
※搭載に必須ではないものの、買ったもの。特にテスターは動かない場合にあると心強い。
■CPUクーラー
DEEPCOOL AK400 ZERO DARK
■グリス
ARCTIC MX-4 4g
■テスター
MacLab 電源 テスター パソコン 電源用 電圧 チェッカー
ちなみに、完成した画像は以下です。
中身はこんな感じです。※側面は透明で蓋をした状態でも中身は見えますが、反射するので外して撮影
次回、組み立てるまでに行ったことや考えたことなどを書きたいと思います。
